初心者DJの集まりがあったとき、他のDJの方が「DJやるときはカットインはあまり使わないようにしています。カットインばっかりのDJって微妙じゃないですか(笑)」みたいな話をしていた。
これには「ん?なんで?」と思ってしまった。
基本的にカットインはミックスよりも難易度が高いと感じていたからだ。
極論を言えば、カットインだけで良い感じにつないでいたら、個人的にスーパープレイに近いと思ってる。
カットインは基本的に小節をきっちり合わせるミックスよりも違和感が出やすい。
だから、格好良く、違和感なくカットインするのは結構難しい。
曲の最後にエフェクトかけてフェードアウトさせて、上手くイントロを入れるとか、曲のビートがない部分を上手く利用したり。微妙な音の隙間にうまく次の曲をねじ込んだり。
つなぐ曲の構成を熟知していて、しかも、良い感じにつながるかをイメージできないとカットインは成功しないと思う。
だから自分がカットインをするときは、がちがちに組んだプレイリストで、BPMを変えたいとか、良い感じの間奏があるとかを上手く利用してカットインをしている。
イントロがほとんどない曲とか、これどうやってつなげようと頭を悩ます曲を、上手くカットインでつなげるのはパズルに近い気がする。
ミックスでつなげるのが困難な曲をカットインでいい感じに繋げられるとすごい気持ちいいし、しょぼいどころか、むしろテクいと思う。
ヒップホップとかをカットインでがんがんつなげているのは明らかに上級者だし、カットインのほうがやっぱり難しい。
現場でアドリブでカットインをするのは、なかなか難しく、事前にいろんなカットインを試して、良い感じだったら実践するといったイメージだ。
ミックスは小節を把握していれば、今はビートシンク機能もあるし、それなりにできる。
PCで波形を見ながらやれば、ミスることはほぼなくなると思う。
たぶん「カットインばっかりのDJって微妙」という指摘は、フェードイン、フェードアウトでミックスするスキルのないDJという意味なのかもしれない。
フェードイン、フェードアウトはサビとイントロの小節を気にすることなく、良い感じで切れるところでフェードアウトするだけなので、確かに技術はほとんどいらない。
かなり考えられたカットインは全くダサくないし(ミックスよりもセンスが問われるけど)、ミックスできないフェードイン・アウトDJがダサいということなんだと解釈した。
というわけで、今日はDJのカットインについて語ってみました。
私の場合、ミックス9割、カットイン1割くらいのイメージです。
他のDJの皆さんはどんな感じでつなげているか気になりますね。
へぇ〜笑
当たり前じゃない?
ここで言う「ばっかり」がどれ位かによってだいぶニュアンス変わってくるよね。
そうですね。カットインの上手い方は小節、ドラム音、曲の雰囲気を全て把握している方多いです。ただ。ビートだけ合わせてブレイクポイントで繋げるだけではMIXに面白さは何も感じませんよね。
カットインは一見乱暴なようですが、実は曲をしっかり聞き込まないと上手できないので、なかなか難しいと感じています。
セオリー通りのMIXだけだと、聞いている人はだんだん飽きてきますよね。(自身がDJしているせいか、他のDJの方のプレイはとても気になります笑・・)
なので、私はカットインや変則ミックスを要所要所で入れて意外性を持たせるようにして、マンネリを防ぐように心がけています。