DJは簡単だけど難しい。

はたから見ていると何をやっているかわからないDJ。
DJは難しいの?誰でもできるの?
という部分を解説したいと思います。
結論から言うと「CDJで曲を流すだけなら1日でできるようになるけど、技術的にかっこいいDJをする難易度は高い」です。

まず、CDJを使って曲を流すだけの最低限のDJをやると考えると、1日誰かに教えてもらえばできるようになると思います。
曲を流すには
・CDJの使い方を知る
・CDJの配線方法を知る
・音源を用意して流す
・とりあえずつなぎは「フェードアウト」「フェードイン」で

これだけできればOKです。
CDJの使い方は、CUE(巻き戻しボタン)、フェーダー(真ん中のバー)など主要なボタンを説明書を読んで、使い方を理解すればすぐにできるようになります。
配線方法も説明書を読めばだいたいわかります。
音源はUSBやCDなど好きなものにMP3を入れればOKです。
つなぎは曲を終わらせたいところで音量を下げ、下げきったら次の曲を再生してフェーダーを次の曲の方に動かします。
以上は最低限の曲の流しかたですが、これだけできれば一応DJをすることはできます。

でもこれではただ曲を流すだけで、家のステレオで音楽をかけるのと大差はありません。
次にDJの難しさをかいていきたいと思います。

1)選曲
今流行の曲、有名曲などDJは多くの曲を知っている必要があります。
普段から好きな人はチェックも気にならないかもしれません。
クラブDJなど本格的なDJは2万曲程度は持っていると思います
まずこの膨大な曲を集める、把握することが大変です。
自分が好き=皆が好き という訳でもないので、ビルボードの情報なども定期的にチェックする必要があります。

2)ミックスの難しさ
最近はAuto Syncボタンができたりして、簡単にミックスができるようになりました。
ミックスはサビに次の曲のイントロを合わせるのが一般的ですが、曲の小節数をきっちり把握することが必須です。
また、BPM(1分間に何回ビートがあるか)を合わせる必要もあります。
これを2万曲のプールから2曲ピックアップして、毎回綺麗にミックスするだけでも、そこそこ大変なわけです。

3)BPMが表記と違う場合
BPMは最近はPCやCDJで表示されますが、間違っていることもあります。
そういった場合は耳でビートを合わせる必要がありますが、これは数回練習した程度では身につかないスキルです。
私の場合6ヶ月練習してもまだ完璧とは行かないレベルでした。
また、耳でのBPM合わせをしない期間が続くと衰えます。
なので、技術的にも難しい部分があります。

4)スクラッチが難しい
簡単なベイビースクラッチ(フェーダーを使わないスクラッチ)ですら、ビートに乗り切れていないと違和感があるし、ミックスの際にずれが発生します。
フェーダーで音をきるスクラッチは技術的にかなり難しいです。

5)多彩なミックステクニック
ミックスだけ続けていも飽ききます。
そのため、カットイン(いきなり曲を切り替える)、リリックミックス(歌詞が同じポイントでつなぐ)、スクラッチミックス、Bootlegを使ったネタミックス(2曲合成音源をうまく使う)など、飽きさせないようにいろんなつなぎを駆使するのも大変です。

6)機械トラブルへの対処
PCでDJをすると、フリーズしたりして音が止まるトラブルもあります。
そのときにすぐに復旧することが必要です。
その間にUSBやiPhoneで曲をかけるなどのフォローも必要になります。
なのでDJは機械トラブルに圧倒的に強くなければできません。

といった感じで、私が思うDJの難しいポイントを書いてみました
ほかにもたくさんありますが、なんとなくDJの難しさがつたわったかなと思います。

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