来週のイベントでDJをすることになり、選曲について絶賛悩み中です。
基本的にイベントはPop、House、Hiphopなどの「テーマ」が決まっているけど、なかなか決まらない。
テーマに沿った選曲をするのは最低限だけど、それ以外の部分で悩むことが多い。
今日は、DJの選曲について悩むポイントと、自分なりの考えを書きたいと思います。
※私は主に洋楽ビルボード100、Pops、Houseをメインでかけるスタイルなので、ジャンルによっては当てはまらないこともあるかもしれません
目次
1.新曲と旧曲のバランス
懐メロというテーマだったり、年代限定のときは問題ないけど、テーマが「夏パーティー」とか、年代の縛りがないことも多い。
そういうときに新曲と旧曲をどのくらいの割合で混ぜるかどうかに悩んでしまう。
新曲ばっかりだと、「この曲知らないな~」と感じる人が増えるし、旧曲ばっかりだと、「また、この曲かよ」となってしまう。
個人的には
リリースから1年~6ヶ月以内の曲が 5割
1ヶ月以内の新曲 3割
年代関係ない名曲 2割
くらいがいいかなと思って選曲をしています。
リリース日なんて全く気にせずに、テーマに合った曲を普通に選ぶというのもありだと思うけど、いつもこの「新曲をどれだけ入れるか」ということを気にしてしまう。
洋楽が好きで、新曲を常にチェックしている人も楽しめるし、
あまり詳しくないけど、有名な曲は知っているという人も楽しめるという、
最大公約数的な選曲ができればBestなんだと思う。
2.メジャーな曲とマイナーな曲の配分
基本的に自分の知っている曲を聴くと楽しい・盛り上がるというのはあると思う。
全く知らない、興味ない曲ばっかりかかるのもつまらないし、メジャーな曲をある程度かけるのは必要なことだと思う。
ただメジャーな曲ばっかりというのは没個性というか、つまらない。
メジャーな曲かけてるだけだったら、最低限機材使えれば誰でも良いじゃんと思う。
あまり知られていないけど、テーマに合った曲で、良い曲をかけるのが、DJの肝だと思ってる。
だから、マイナーだけど好きな曲もある程度入れたいけど、配分としては、2割くらいがちょうど良いんじゃないかと思う。
基本は今のトレンドにそった選曲をして、たまにマイナー曲を入れるみたいな。
Future HouseとかDeep Houseみたいな、一般的に認知されていないジャンルの時は、メジャー・マイナーは気にしなくても良いかもしれない。
(そういう縛りがない、趣味全開の選曲ができるときが一番楽しい笑)
Popsとかビルボード100みたいな雰囲気であれば、ある程度、メジャー曲を入れるのは必要だとは思う。
だけど、DJの個性を印象づけるのは、メジャーな曲じゃなくて、マイナー曲とか、マイナーremixの選曲だから、2割といってもすごい大切だと思う。
3.細かいジャンルでの選曲をどうするか
たとえばテーマが「夏パーティー」といっても、好きなジャンルによってとらえかたが違ってくる。
Popsが好きな人であれば、ほぼPopsで組むと思うし、R&Bが好きなDJであれば、R&Bメインになるはず。
ここらへんは、常日頃自分の立ち位置を明確にしておけば、主催者側がこのDJはたぶんR&Bをメインでかけるだろうとか予想して、上手くやってくれると思う。
不明であれば主催者にイベントの趣旨を質問すればいいだけなんだけどね(笑)
あとはPopといっても、EDMっぽいクラブっぽい曲もあれば、カントリー調の曲もあって、テーマが「Pops」だけだと、意外と選曲の幅が広い。
ここら辺は、いろんなDJによるPopsの捉え方が違うから、その人ごとのいろんなPopsが聞けて、大枠「Pops」でまとまるけど、いろいろ違っていいねとなると思う。
結論からすると、DJは自分なりの解釈でテーマにそった選曲をすれば、それで良いんじゃないかと。
答えになっていない気もするけど、大枠のテーマから外れていない曲であれば、どんな曲でもかけて良い気がする。
それがDJの個性というか面白みだし、テーマを細分化しすぎて、DJ同士の選曲がだだかぶりよりはよっぽど良い。
4.短い時間でつないでいくか、ゆっくりつなぐか
クラブみたいな踊るメインだと、短い時間で、1番(イントロ~最初のサビまで)でがんがん変えていくスタイルが良いかもしれない。
だからといって、2番までゆっくり流すのがダメという訳じゃないけど、その店の雰囲気とか、お客さんが期待しているスタイルはあると思う。
「いつもショートミックスなのに今日はつなぐのが遅い、まだ?」みたいな。
逆に、1曲を丁寧にかける、バーとかカフェとかのラウンジDJで、がんがんショートミックスしていたら落ち着かないかもしれない。
レストランだったら、1曲をゆっくり聞きたい人も多いかもしれない。
私はまだまだ初心者なので、ゆっくりつなぐ方が楽だから、1番でミスったら、2番でつなぐという風にゆるくやっても良いと思ってやっている。(甘え笑)
結局、お店の雰囲気とか、聞いている人の雰囲気に合わせるっていうことが重要なのかなと。
あとは、全体として聞いててショートでつないだ方が良いのか、ゆっくりつないだ方が良いのか、どちらが良い感じなのかを判断基準にすればいいと思ってる。
2番までだとなんか長いとか、2番の間奏がめっちゃ良いから、2番まで流すとか。
自分なりにその曲の良さを最大限引き出せる方を選べばいいのかなと。
5.BPMの上限
あまりBPMが高くなると、ダンサブルになってくる&落ち着かない状態になる。
ただ、BPMが120とかでも、落ち着いてる雰囲気の曲もあるし、一概には言えないかもしれない。
ココらへんもイベントの趣旨と、その店の雰囲気で、ゆっくり流すのであれば、BPM100くらいまででやればいいし、あまりBPMで縛る必要はないのかもしれない。
6.お店の雰囲気にあっているか
お店に来ている客層が若者であれば、新しい曲がウケるかもしれないし、中高年が多かったら、そのくらいの年代の曲がいいかもしれない。
実際にお店に行ってから、雰囲気を掴んで選曲をするのがBestだから、そういう意味ではPCでその場その場で選曲するスタイルは強いと思う。
オーディオインターフェイスがない店舗でCDJでやるときも、USB内をある程度カテゴリ分けして、ある程度その場で選曲もできるけど、PCとくらべて検索性はやっぱり低いし、限界はある気がする。
7.まとめ
今回は選曲についての悩みポイントをまとめてみました。
最低限テーマにそった選曲をして、あとは自由にやる、くらいの大雑把な捉え方でもいいかもしれません。
あまり理屈っぽく選曲するのもつまらないし、自分の好きな曲を流して、聴いている人にその良さが伝わればそれでいいんじゃないかと。
結局結論は出てないけど、選曲は突き詰めていくと、=DJの個性であって、その時その場に対して自分なりのBestの音楽を提供するということなんだと思います。
コメントを残す