EDMをメインでかけていきたい人、実際にクラブでDJをしたい人におすすめしたいDJ機材の選び方をまとめました。
タイトルはEDM DJとしていますが、デジタル音源でDJ(Techno、HIP HOP、JPOP等)をする場合はジャンルに関係なく参考になると思います。
私はDJを始めたいと思ったとき、どの機材を買えば良いのかよく分からず迷ってしまった経験があります。
そこで今回は、「DJ機材を買う前にこんな記事を読みたかった!」という内容を書こうと思い作成しました。
DJ機材のポイントについて網羅的にチェックできるように書いたため、少し長くなってしまいました。
この記事を読めばDJ機材の購入時のポイントをバッチリおさえることができると思います。
目次
DJ用機材を購入する前の基礎知識
まず、DJ用機材には3種類分類があります。
①DJコントローラー
②CDJ
③アナログDJ
① DJコントローラー
①のDJコントローラーはPCにつなぐだけで、DJができる一体型です。
DJコントローラーを買えば、DJの練習もできますし、音源を出力すればお店でもそのまま流せます。
なので、DJコントローラーは、とにかくDJ始めたい人、家でDJを練習したい人、趣味でMIXを作りたい人、小さいお店に持ち込んでプレイしたいという人におすすめです。
ただし、クラブではCDJという機材が設置されているので、DJコントローラーを使うことはあまりありません。
DJコントローラーは音圧が低いため、クラブで本格的に接続して流すことは難しいです。
また、クラブではDJの入れ替わりがありますので、DJコントローラーを持ち込んだ場合、配線などを変えることも必要になります。
すでにクラブのDJブースはCDJ設置済みのため、DJコントローラーを置く場所がブースにないというスペースの問題も生じます。
そのため、クラブでのDJコントローラー使用は現実的ではないかもしれません。
他のポイントとして、クラブでやりたい人はPioneer製を購入することをオススメします。
これは現在クラブでの主流機種がPioneer製のCDJ-2000NXS2だからです。
同じPioneer製だとボタンの配置なども似ているため、現場の機種にも対応しやすくなります。
<長所>
・3万円程度で購入でき、入門用として最適
・クラブでやる人も、家での練習用としてDJコントローラーがあると便利
・録音機能があれば、オリジナルのMIXも作成できる
<欠点>
・クラブでは設置されているCDJを使用するので、実際にDJコントローラーを持ち込む人は少数
・音圧が低く、大きな店舗でのプレイには注意が必要
・DJの入れ替わりがあるクラブでは、CDJからDJコントローラーに配線を切り替えるのは大変
② CDJ
USB:USB→CDJ×2→ミキサー→スピーカー
PC:CDJ×2→ミキサー→オーディオインターフェイス→PC→スピーカー
②のCDJはクラブで通常設置されているものです。
クラブでDJをする場合は、音楽データの入ったUSBかPCを持ち込んで接続して行います。
USBだとその場での選曲が難しいため、AppleのMac PCを持ち込んでやる方が大多数です。
CDJはDJをするために、CDJ×2セット、ミキサー、オーディオインターフェイス(PCの場合)、スピーカーが必要です。
現在主流の機種PIONEER CDJ-2000NXS2は1つで約30万程度しますので、これらを全て購入すると数十万~100万程度かかってしまいます。
そのため、家でクラブと同じ環境を構築することは難しいです。
<長所>
・クラブでは皆CDJを用いてプレイをする
・音質、プレイ環境としては最高
<欠点>
・CDJ環境を構築するためには数十万以上必要
・オーディオインターフェイス(SL4等)がない店舗の場合、PCが使用できない
・USBを用いたプレイの場合、選曲が難しく、PCソフトが使用できない
③ アナログDJ
③のアナログDJはレコードでDJをするスタイルです。
EDM DJではアナログレコードを使用することはありませんので省略します。
ちなみにレコードはデジタル音源と違って、1枚数千円かかりますし、多くの曲を持ち運ぶのも大変です。
レコード用の専門の機材も必要で、テクニック面・金銭面ともに敷居の高さとしてはDJの中でも最高になります。
DJ用ソフト
主なDJ用ソフトとしてSerato DJとrekordbox DJがあります。
クラブで主流なソフトはSerato DJになります。
Pioneer製のDJコントローラーではSerato DJ Intro、Serato DJ、rekordbox、rekordbox djのどれかがインストールされています。
DJコントローラーのソフトとして重要なのは、録音機能の有無です。
上記のソフトで録音機能があるのは、Serato DJ、rekordbox djです。
Serato DJ Introは録音ができず、rekordboxは楽曲管理しかできません。
rekordbox djは新しいソフトですが、Pioneer製ですので、クラブでも家でも使用においては全く問題ありません。
Serato DJが主流なのは、rekordbox djとくらべて歴史が圧倒的に長く、昔から皆が使っていてその名残が続いているからかもしれませんね。
それと、Serato DJはPCから音源を出力できませんので、スピーカー接続が必須です。
具体的には、Serato DJはDJコントローラーから赤白のケーブルで、直接スピーカーかアンプに接続しければいけません。
一方、rekordbox djはPCから音源を出力ができますので、HDMIケーブルでモニターに画面を写し、音源をモニターから出力ができます。
スピーカーが必須ではなくなりますので、スピーカー環境がない人にはおすすめですね。
Serato DJはキーを合わせてミックスできるSerato Pitch ‘n Time DJ、アナログターンテーブルと接続するSerato DVSなど、別売りのプラグインが発売されていて、拡張性があるのも特徴です。
rekordbox は楽曲管理について優れています。
CDJでUSBをさしてプレイする人は、現場でrekordboxで管理したUSBを使い、家ではrekordbox djで練習するとソフトが共通なのでやりやすいかもしれません。
・Serato DJが主流だが、rekordbox djでも特に問題なし
・DJコントローラーは録音機能のあるソフトが使えるものを選ぶのがオススメ
・Serato DJ Introの機種はパフォーマンスはできるが、録音するにはSerato DJにアップグレードが必要
・Serato DJは使えるプラグイン機能もあり
今後どういったDJプレイをしたいのか
DJ機材について、機材とソフトについて大まかに説明をしてきました。
実際に購入するには、「今後どういったDJプレイをしたいか」ということは念頭におきたい内容です。
①家で練習し、クラブではCDJでプレイをしたい
②家もクラブでも同じ機材でDJをしたい
③DJコントローラーをお店に持ち込んでDJをしたい
④基本的に家でしかDJをしない
まず①の場合は、DJ用コントローラーを自宅練習用に購入することになります。
個人的には3万円程度のエントリーモデルでも十分に練習できますので、十分かなと思います。
ソフトをSerato DJでやると決めた場合は、インストールされているミドルクラスのモデルを選びましょう。
10万円程度のハイクラスのDJコントローラーは、エントリーモデルでは物足りないなど、明確な目的がある方が対象になるかと思います。
②の場合、CDJセットを揃えることになりますが、相当金額がかかるため、上級者の選択肢になります。そのため、ここでは省略します。
③の場合、バーやカフェ、小さい居酒屋などでも、スピーカーさえ店舗にあれば、DJコントローラーを接続してDJをやることができます。
ただし、音圧の関係で、音が小さくなってしまうなどのトラブルには注意が必要です。
このケースの場合、キャノンアウト(3つ穴)が付いているDJコントローラーを選ぶなど、ミドルクラスモデルで機能性に優れたものを選ぶのがオススメです。
④の場合は、録音機能があれば良いので、そこをクリアできる機種であればどれでも構わないと思います。
・クラブが主体な人はPioneer製で、レイアウトがCDJに似ているコントローラーがオススメ
・DJコントローラーの持ち込みプレイする人は、キャノンアウトのある機種が無難
Pioneer製のDJコントローラーのレビュー
ここからは実際のPioneer製のDJコントローラーについて、機種ごとにレビューをしていきます。
まずはPioneer製のDJコントローラーの現在のラインナップをまとめました(2017/12/17時点)
10万円を超えたハイエンドモデルについては、入門用としては外れるかと思いますので、省略します。
DJ入門用のおすすめの機材としては、ハイエンドモデル、サブコントローラーを除いたエントリーモデル、ミドルクラスモデルになります。該当はDDJ-SR2、DDJ-SB2、DDJ-RR、DDJ-RB、DDJ-WEGO4です。
今回はこの5機種についてレビューをしたいと思います。
【Serato DJ系】
DDJ-SZ2:ハイエンドモデル/24万円前後/Serato DJ
DDJ-SX2:ハイエンドモデル/12万円前後/Serato DJ
DDJ-SR2:ミドルクラスモデル/8万円前後/Serato DJ
DDJ-SB2:エントリーモデル/3万円前後/Serato DJ Intro
DDJ-SP1:サブコントローラー
【rekordbox系】
DDJ-RZX:ハイエンドモデル/40万円前後/rekordbox dj
DDJ-RZ:ハイエンドモデル/24万円前後/rekordbox dj
DDJ-RX:ハイエンドモデル/12万円前後/rekordbox dj
DDJ-RR:ミドルクラスモデル/8万円前後/rekordbox dj
DDJ-RB:エントリーモデル/3万円前後/rekordbox dj
DDJ-XP1:サブコントローラー
DDJ-WEGO4:エントリーモデル/3万円前後/rekordbox dj
1)DDJ-RB
Pioneer DJ パイオニア / DDJ-RB DJコントローラー
市場価格:3万円前後
DJソフト:rekordbox dj
発売日:2016年 5月下旬
【スペック】
幅:482.6 mm
高さ:58.5 mm
奥行き:272.4 mm
本体質量:2.1 kg
Soundcard:24 bit/44.1 kHz
再生周波数帯域:20 – 20,000 Hz
Signal-to-Noise Ratio:103 dB
全高調波歪率:0.005 %以下 (USB)
【性能制御】
Channels:2
Deck Control:2
Jog Wheel:128 mm
Pad FX:有
Filter:HPF/LPF
Sampler:16スロットx 4バンク
Hot Cues:8
Sequence call:有
Manual Loop:有
Beat Jump:有
【端子】
入力端子:1 MIC (1/4 inch Jack)
出力端子:1 MASTER (RCA)、1 HEADPHONE MONITOR (1/4 inch Jack, mini-jack)
USB:1 USB B port
rekordboxの上位ソフト「rekordbox dj」がインストール済みの、3万円程度で購入できるエントリーモデルです。
クラブDJの練習用、MIX作成用としても十分ですし、値段が手頃で、コンパクトかつ軽量なのがいいですね。
rekordbox djのため、エフェクトや特殊再生など、上級者向けの機能も充実しています。
rekordboxはスピーカー不要なので、エントリーモデルの中でも導入しやすさはトップクラスです。
また、rekordboxはお店ではUSBをCDJにさしてプレイしたい人におすすめです。
普段rekordboxで楽曲管理をして、家でrekordbox djで練習するのは、ソフトが共通しているのでやりやすいと思います。
もちろん、rekordbox dj はPCと接続してのプレイもできますので、さしたる欠点は正直ありません。
レイアウトの面では、DJプレイで使用頻度の非常に高い、CUEボタンとPAY/PAUSEボタンが CDJ-2000NXS2と同じ配置というのはかなりの高ポイントですね。
同クラスのDDJ-SB2はCUEボタンがパッドになっています。
気になる点は出力端子が1 MASTER (RCA)だけのため、DJコントローラーならではの音圧不足の問題が発生する恐れがあります。
小さな店舗での持ち込みプレイは大丈夫そうですが、広い店舗での使用は難しいかもしれません。
DDJ-RBはエントリーモデルとしては機能が充実しており、レイアウトも良いのでオススメのモデルになります。
2)DDJ-SB2
市場価格:3万円前後
DJソフト:Serato DJ Intro
発売日:2015年9月11日
【スペック】
幅:487 mm
高さ:58.5 mm
奥行き:271.2 mm
本体質量:2.1 kg
Soundcard:24 bit/44.1 kHz
再生周波数帯域:20 – 20000 Hz
Signal-to-Noise Ratio:90 dB
全高調波歪率:0.005 %以下 (USB)
【性能制御】
Channels:2
Deck Control:4
Trim knob:有
Jog Wheel:128 mm
Filter:HPF/LPF
Filter fade:有
Trans:有
Serato DJ FX powered by iZotope:有
Hot Cues:4
Manual Loop:有
Autoloop:有
Slip Mode:有
Talkover Function:有
【端子】
入力端子:MIC (1/4 inch Jack)
USB:USB B端子
出力端子:MASTER (RCA)、HEADPHONE MONITOR (1/4 inch Jack, mini-jack)
DDJ-RBと似ている機種ですが、ソフトがSerato DJ Introのため、録音にはSerato DJへのインストールが必要です。
Serato DJへのアップグレードは1万2千円かかりますので、低価格帯のエントリーモデルでは思わぬ出費になってしまいますね。
個人的に気になるのは、CUEボタンとPAY/PAUSEボタンが独立していない点です。
同じ価格帯のDDJ-RBと比較すると、デッキコントロールが4の点は優秀ですが、入門機で4つは使いこなせない気もします。
率直な感想としては、DDJ-RBのほうがCUEボタンのレイアウトが優れており、ソフトも優位性があるため、どちらを買うのかとなった場合はDDJ-RBに軍配が上がりそうです。
ソフトはSerato DJを使いたいけど、ミドルクラスのモデルは高いと思う人には、ちょうどよいモデルかもしれません。
Serato DJへのアップグレード代を計算に入れると、4万2千程度になります。
3)DDJ-WEGO4
Pioneer DDJ-WEGO4-K black DJコントローラー
市場価格:3万円前後
DJソフト:rekordbox dj
発売日:2016年 9月中旬
【スペック】
幅:380 mm
高さ:59 mm
奥行き:240 mm
本体質量:1.8 kg
Soundcard:24 bit/48 kHz
再生周波数帯域:20 – 20000 Hz
全高調波歪率:0.006 %以下 (MASTER OUT)
【性能制御】
Channels:2
Deck Control:2
Jog Wheel:109 mm
Pad FX:有
Sampler:4 (1デッキあたり)
Hot Cues:4(各デッキ)
Manual Loop:有
Autoloop:有
【端子】
入力端子:MIC (1/4 inch TS Jack)、USB B端子 + 1 USB A端子
出力端子:MASTER (RCA)、HEADPHONE MONITOR (1/4 inch Jack, mini-jack)
最大の特徴はiphone、iPadのアプリケーション「WeDJ」に対応している点です。
このアプリをすでに利用している人には、次のステップアップとして入りやすいモデルではないでしょうか。
また、DDJ-RBよりも300g軽く、よりコンパクトなので携帯性はトップクラスに優れています。
iphoneやiPadとDDJ-WEGO4を持ち込んで、家でパーティーをするのも楽しいかもしれませんね。
rekordbox djにも対応していますので、アプリだけではなく、本格的なDJプレイもすることができます。
気になる点は盤面レイアウトが独特な点です。
クラブプレイに備えて練習したい人には、通常のレイアウトのDDJ-RBやDDJ-SB2のほうがいいと思います。
ボタン数も他のエントリーモデルよりも少なめのため、本格的にDJをしていこうと思う人は物足りなくなるかもしれません。
3万円前後と他のエントリーモデルと同価格であるのが少し気になりました。
(DDJ-RBよりもさらに低価格のプレエントリー機種という位置づけだとより良かった気もします)
DDJ-RBとDDJ-SB2も検討に入れた上で、アプリ「WEGO」をどうしても使いたい、自宅でのパーティーのときに、iphoneを持ち寄って、いろんな人とシェアして遊びたいなど、明確な目的がある人にはオススメできるモデルです。
4)DDJ-RR
Pioneer DJ パイオニア / DDJ-RR DJコントローラー
市場価格:8万円前後
DJソフト:rekordbox dj
発売日:2016/4/26
【スペック】
幅:553 mm
高さ:65.1 mm
奥行き:334.5 mm
本体質量:3.7 kg
Soundcard:24 bit/44.1 kHz
再生周波数帯域:20 – 20000 Hz
Signal-to-Noise Ratio:105 dB
全高調波歪率:0.003 %以下 (USB)
【性能制御】
Channels:2
Deck Control:4
Jog Wheel:132.5 mmジョグ(センターイルミネーション)
Pad FX:有
Filter:HPF/LPF
Release FX:Back spin
Echo:Vinyl brake
Sampler:16スロットx 4バンク
Hot Cue:8
Sequencer:有
Sequence load:有
Sequence call:有
Manual Loop:有
Auto Beat Loop:有
Beat Jump:有
Slip Mode:有
Needle Search:Fader
Fader Start:有
Crossfader Curve Adjust:有り
【端子】
入力端子:2 PHONO/LINE (RCA)、1 MIC (1/4 inch Jack)
USB:1 USB B端子
出力端子:2 MASTER (XLR, RCA)、1 BOOTH (1/4 inch TRS Jack)、2 HEADPHONE MONITOR (1/4 inch Jack, mini-jack)
DDJ-RRはDDJ-RBの上位機種です。
DVSへの対応、出力端子の強化など全体的に高スペックになっています。
DVSはアナログレコードのターンテーブルにつなぐと、その音源を出力できる機能です。
他には別の音源を入力して、DJコントローラーでミックスして出力できますので、行えることは格段に広がりそうです。
通常のEDM DJでは使わない機能にはなります。
他にはNEEDLE SEARCHがついています。
NEEDLE SEARCHは通常円形のJog Wheelを回して早送り・巻き戻しをするところ、直感的に早送りできるのでDJプレイの手助けになる機能です。
DDJ-RRでは、2デックしか使えなかったのが、4デック使用できるようにもなっています。
また、キャノンアウト(3つ穴)が付いているので、下位機種で生じる音圧問題が解決され、クラブでの使用も可能になります。(入れ替え時の接続問題は生じますが・・・)
ミドルクラスになるとボタン数もかなり増え、機能も充実し、下位機種の欠点もおおむね解決されるのではと思います。
持ち込みプレイの場合、ミドルクラスは携帯性が落ちますが(DDJ-RBは2.1kg、DDJ-RRは3.7kg)、音圧の問題は解決されます。
そのため、店舗で実際にDJコントローラーでプレイすることを考えている人は、キャノンアウト出力のあるミドルクラスを選んだほうが無難かと思います。
5)DDJ-SR2
PIONEER パイオニア / DDJ-SR2 DJコントローラー
市場価格:8万円前後
DJソフト:Serato dj
発売日:2017年 9月中旬.
【スペック】
幅:553 mm
高さ:65.1 mm
奥行き:334.5 mm
本体質量:3.7 kg
Soundcard:24 bit/44.1 kHz
再生周波数帯域:20 – 20000 Hz
Signal-to-Noise Ratio:105 dB
全高調波歪率:0.003 %以下 (USB)
【端子】
入力端子:2 PHONO/LINE (RCA)、1 MIC (1/4 inch TS Jack)、1 USB B端子
出力端子:
2 MASTER (XLR, RCA)
1 BOOTH (1/4 inch TRS Jack)
2 HEADPHONE MONITOR (1/4 inch Stereo Phone Jack, 3.5mm Stereo mini-jack)
私が愛用しているDDJ-SRですが、2017年9月に上位機種がリリースされました。
DDJ-RRと同様にVBS、NEEDLE SEARCH、キャノンアウトといった仕様はしっかりあります。
他にはPITCH ‘N TIME DJが標準インストールされているのが良いですね。
PITCH ‘N TIME DJはSerato DJで使用できる別売りプラグイン(4000円程度)で、キーが異なる曲をミックスする際に、キーを揃えてくれる機能です。
特にキーが異なると違和感のある、Houseでのロングミックス、JPOPでのミックスを良くする人にはオススメの機能です。
注意点としてDDJ-SR2ではrekordboxが使用できなくなっています。
今までの機種ではrekordboxは基本的に使用できる仕様でしたが、今後リリースされる機種で、Serato DJ系列はrekordboxが使えなくなるようです。
ただ、rekordboxが使えなくても、Serato DJが使えるので、困ることは無いかと思います。
(個人的なソフトの評価はSerato DJ>rekordboxになります。)
DDJ-RRと比較すると、クラブ現場で主流のSerato DJが標準インストールで、他の機能なども正統進化している最新機種という点でDDJ-SRに軍配が上がるのではと思います。
Serato DJでDJをしたい人は、下位機種のDDJ-SB2をアップグレードするよりも、機能が抜群に進化しているDDJ-SR2のほうが高い満足度が得られると思います。
まとめ
とにかくDJをはじめてみたい!という人は3万円前後のDDJ-RB。
本格的にDJをやっていこうと思っている人、DJコントローラーで実際にプレイしたい人はDDJ-SR2
が現状のオススメ機種になります。
DJ業界でのシェアはほぼPioneer製ですので、私はPioneer製をオススメします。
特に、最近発売されたDDJ-SR2はDJコントローラーとしての機能はほぼ詰まっていて、Serato DJが使え、プラグインまで付いている、とても良い機種ではないでしょうか。
私が購入した前機種のDDJ-SRからは相当進化していますので、自信をもってオススメできます!
お薦めのエントリーモデル:DDJ-RB/¥29800
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