DJとして働くということ。

久しぶりの更新です。
実は最近DJとして働き始めました!
今までは、報酬なしでイベントに参加する形だったのですが、お仕事として働くことになりました。
 私は本業は別にあり、休日や夜に数時間入るという副業スタイルです。

イベントに参加していたときは1回30分~1時間くらいで複数人がDJをするというスタイルがほとんどでしたが、これからは3~5時間のロングで定期的に入るようになります。

お店でDJをするのはいつかやりたいと思っていたことですが、こんなにも早く実現するとは思っていなかったので、自分でも驚いています。
今回はDJとしてお店で働くことになるまでの経緯や、それまでにDJとしてどういう活動をしていたのか、どういうことを思っていたのかをまとめたいと思います。
今回の記事はブラックな内容も一部含まれますが、DJの仕事に関して感じた本当のことを書きたいと思ったので、そのまま載せることにしました。

イベントに参加し始めた初期の頃

DJスキルを一通り身につけた後、当然のようにDJをやりたい!となるのですが、コネもなく、まずはDJをやる場所を見つけるのが大変でした。
イベントでたまたま知り合った方に、DJをできるお店(クラブではなくレストラン)を紹介してもらい、そこでたまに呼ばれるようになりました。
DJの時間は30分がほとんどでしたが、その30分をどうしようか、悩みに悩んで選曲をしていました。
実際に人前でDJをやる経験自体が少なかったため、30分でもDJをできることが嬉しいという気持ちで取組んでいました。

謝礼をもらうことはありませんでしたが(食事・酒のサービス含めて)、人前でDJをやれるだけ嬉しい!という気持ちでした。
だんだん慣れてくると、30分はあっという間で短いということ、DJをやった後、そのままお店で一人で飲むのことの居心地の悪さを感じていました。
お店はDJに無料で出演オファーすることで
・お店の雰囲気を作れる
・お店のイベントを作れる
・DJも客としてカウントされる(通常DJもその店で食事をしたりして帰ります)
といったメリットがあるわけです。

もちろんDJ側としても
・初心者でもDJとして人前でプレイできる
・他のDJの方と出会える

といったメリットはあり、Win Winな関係であることは間違いないです。
お店としても高いDJ機材を置くこと自体が投資なので、それを使わせてもらえるだけありがたいことなのかもしれません。

ただ、DJとしてプレイする過程で、選曲に多大な時間を割いていること、曲を入手するのもそれ相応の金額をかけていること、ミックスによりRadioや有線ではない音楽体験を提供していることを考えると、DJとしてのプレイに対し、当たり前のように「報酬なし」であることに違和感を感じ始めていました。
この頃から、「報酬なし」のお店でイベントするのもありだけど、報酬がきちんとでるお店で、DJとして仕事をしてみたいと思うようになりました。

DJとして報酬をもらうのはとても難しい

コネのない私がDJの仕事を模索した先は、ネットです。
初心者DJ参加可能なイベントもいくつか見つかり、良さそうなものがあったので応募してみると、「参加はOKですが、5人くらい呼んで来てください。」という話が多かったです。
もちろん報酬はありません。
報酬なしの上にノルマとして5人以上を要求している現状に、
・初心者のDJプレイに対してお金を支払うつもりはない
・お客さんとして5人呼んだら、やらせてやってもいい
というクラブ側の意図を感じました。
アルバイトで最低賃金がもらえる現状の中、当たり前のようにDJは報酬なし(それどころか追加でノルマを要求される)の状況に、これがDJとしてのスタート地点なんだなと、改めてDJとして働くことの厳しさを認識しました。

DJはこの報酬なしの状況からスタートし、少しずつお店との信頼関係を構築し、認められてからやっと報酬がもらえるようになるんだなと感じました。
もともと趣味として始めたDJなので、お金をもらうということを考えるのがおこがましいのかもしれません。
ただ、報酬なしでやっているといつまで立っても自分がDJとして認められた気がしなかったので、次のステージを目指したわけです。

結局ノルマをこなしながら、最初は無償でキャリアを積むということが、自分の中で納得できず、ノルマ付きイベントでDJをすることはありませんでした。

お店でスタッフDJとして働くこと

お店でバーテンダーなどのスタッフ募集していたら、当然お給料が発生しますよね。
この流れでスタッフ募集と同じくDJも募集していたら、同じ流れで報酬が発生するのでは考えたわけです。
というわけで、お店でDJ募集している求人をネットで探し、ちょうど家から近いお店があったので応募してみました。

応募はDJとしてプロフィール、MIXCDを送るというシンプルな物でしたが、面接に呼ばれ、意外とあっさりと内定をもらってしまいました。
勤務形態としては平日は仕事が終わってからの2~3時間、休日は5時間程度で週1くらいのペースです。
かなりがっつり入るので、一瞬躊躇しましたが、これなら本業にも差し障りなくできると感じ、働くことにしました。
お店での面接で思ったことは、MIXCDはたぶんまともに聴かれていない笑(人事権のある方が音楽、DJスキルを知らない)ということ。
もしかしたら他のDJの方がチェックしているのかもしれません。

また、お店で働く場合、普通のスタッフ同様にDJにもきちんと報酬を出すという価値観があるので、もちろん報酬はありです。
DJの現状を体感している身としては、とても有り難く感じました。

実際にお店でDJとして働いて思ったこと

お店にはSeratoのRaneが設置されていないだけで、ミキサーやCDJは比較的新しいものだったので、自分で購入したRaneを持って行くことにしました。
Raneはいつか使うだろうと思い、どこでもSeratoを使えるように購入したものでしたが、ここにきてやっと日の目を見ることになりました。
基本お店に入るのは1日1人なので接続関係はとても快適です。

実際に働いてみると
・DJブースが快適
・お酒をただでお店から振る舞ってもらえる
・自分な好きなスタイルで長時間DJができる(お店からあまりとやかく言われない)
・給料ももらえる!
・お店の方もいい人が多く絡みが楽しい

と、今までのDJ活動は何だったのかと思うくらい、楽しく・快適にプレイできています。

私は比較的新しめの洋楽、TOP40をメインで流すDJスタイルなのですが、意外とそのスタイルのDJの方がいなかったようで、お店の方から「今日の選曲良かった~」などの評価もいただけるようになりました。

まとめ

今日はDJを初めてから、お給料をもらえるようになるまでの過程を書きました。
私個人の体験ですが、同じように考えている方、同じような経験をしているDJの方の参考になれば幸いです。
今後は今のお店でしっかりDJをしていき、この場所をメインホームとして、DJのつながりを増やしていければいいなと考えています。
5時間くらいのロングセットでやると自分の好きな音楽を十分に表現することもでき、大変ですが、DJとして新たな楽しみも見つけられそうです。

 

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