USBでDJする時の下準備は「rekordbox」 がオススメ

クラブでDJするスタイルとして、現在はRane SL4+Mac PC+Serato DJが主流ですが、Rane SL4などのインターフェースがないと利用できないのが難点です。
しかもRane SL4は10万以上するので、個人用に持っておくのもハードルが高いです。
なので、オーディオインターフェースがない店舗の際は、USBかCDでプレイすることになります。
音質にこだわってCDでプレイする人もいますが、USBの方が持ち運びや楽曲管理の点では圧倒的に優れています。(wavとmp3の音質問題はまたの機会に書きたいと思います。)

USBでDJするときに、USBにどう曲を入れるかですが、pioneer DJの無料楽曲管理ソフト「rekordbox」がオススメです。
DJ機材は基本pioneer 製なので、互換性はバッチリですし。
rekordboxで楽曲管理をする理由は2つあります。

①「Hot Cue」「Memory Cue」をあらかじめ登録する
② USBの楽曲を検索しやすくする
③ MIXのテストプレイをする

逆に、「Hot Cue」「Memory Cue」の機能を使わない、リスト通りにプレイするということであれば、特に楽曲管理は必要ありません。
USBに普通に使う曲を並べて入ればOKです。

機種によってMEMORY CUE(メモリー キュー)やHOT CUE(ホット キュー)情報を登録できるので、実際に使うCUEポイントを入れとくと、現場でのプレイの時役立ちます。
前にも記事にしていますが、CUEが読み込める機種かどうかは下のリンクから確認できます。

rekordbox機種別機能対応表

MEMORY CUEが使える→CDJ-850以降の機種
HOT CUEが使える→CDJ-2000以降の機種 となります。

CDJをUSBでコントロールする場合、私はMEMORY CUEだけ使えればいいと思っているので、HOT CUEはあまり利用してません。(CUEとPLAYのボタンだけでことが足りるため)

個人的な印象としては、HOT CUEが使える機種新しい機種をおいている店舗の場合、オーディオインターフェースも設置しているケースが多いので、その場合はUSBでなくSeratoでプレイしています。

上の画像はCDJ-850の画面ですが、曲の波形の赤いポチポチがMEMORY CUEを入れた箇所です。
MEMORY CUEはイントロが長い曲のつなぎはじめを簡単に呼び出せるので便利ですね。
上の機種ではCUEのCALLから呼び出せます。
SeratoではHOT CUEを簡単に呼び出せるので、こういった部分はとても便利なのですが、USBでもMEMORY CUEを登録すれば、Seratoと同じ感じでプレイできるわけです。
楽曲管理をしない場合、Houseなどイントロが非常に長い曲のミックスはとてもやりにくいです。

rekordboxのすごいところは曲の管理をしつつ、PC上で簡単なミックスが出来る点です。
実際にパフォーマンスするにはrekordbox djへのアップグレードが必要(1万5千円)ですが、無料でここまで出来ていいんですか??という充実っぷりです。
PC上でDJ遊びをするには十分というくらい充実しています。
CUEもプレイボタンもあり、フェーダーもあって、Beat Syncも使えます。

また、楽曲をインテリジェンスリストで分類すれば、ジャンル、BPM、更新日など、楽曲へのアクセスが非常にしやすくなります。
そのままエクスポートすれば、現場でも綺麗に分けられたフォルダからスムーズに曲を探せます。
PCの方が検索性は優れてますが、ある程度曲を決めてプレイするスタイルの場合、USBで十分ですね。
rekordboxがあれば、PCなくともUSBで十分プレイできるというDJの方も実際います。

というわけで今回はUSBでDJするときに必須なソフト「rekordbox」を紹介しました。
これだけできて無料なのが素晴らしいです!
ダウンロードはこちらの公式サイトからできます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)